[CSS] リンク先やファイルタイプに合わせてアイコンを自動で付くようにする!
柔軟に対応出来るCSS
リンク先やリンクしているファイルに合わせて、こういうファイルだよと一目でわかるようにアイコンを付ける事がよくあります。
一般的な方法としては、aタグにクラスをつけて表現する事が多いのではないでしょうか。
クラスを付ける場合、全てのリンクに適切なクラスが付いているかチェックしたり、クラスの付け忘れなども出てきます。
今回紹介する方法は、そんな心配がなくなり、いろいろなタイプに対応できますので、覚えておきましょう。
外部リンクの場合
よくある方法として、僕も実際に使っていたやり方だと下記のようになります。
<a href="https://www.google.co.jp" target="_blank" class="blank">リンク外部</a>
a.blank{ background-image:url(../images/icon_window.png); background-position:right center; background-repeat:no-repeat; padding:0 20px 0 0; }
aタグにクラスが付いてます。
この場合、全ての外部リンクにクラスを付ける必要が出てきます。
それは、とても面倒ですよね。
そういうときは、リンク先がどうなっているかCSSでチェックし、該当するものにだけスタイルを当てることができます。
<a href="https://www.google.co.jp" target="_blank">リンク外部</a>
a[href^="http"]{ background-image:url(../images/icon_window.png); background-position:right center; background-repeat:no-repeat; padding:0 20px 0 0; }
aタグのクラスがなくなりましたが、CSSが複雑になりました。
順番に見ていきましょう。
まず、aタグのhref属性をチェックしているのが最初の部分ですが、hrefの後に「^=」が付いています。
これは、^=をつけるとその後の””内から始まるという意味があります。
つまり、今回は、hrefがhttpから始まる場合、ということになります。
似たような方法で、下記のような事もできます。
a[target="_blank"]{ background-image:url(../images/icon_window.png); background-position:right center; background-repeat:no-repeat; padding:0 20px 0 0; }
これは、target属性が、今回は「=」なので_blankと一致した場合ということになります。
この場合、リンク先が外部であろうが内部であろうが、target=”_blank”が付いていると適用されます。
PDFやWORD、EXCELの場合
リンク先がPDFファイルだったりwordファイルだったりする時も、ファイルが何であるか示すためりアイコンを付ける事があります。
そういう時も、上記の外部リンク同様にファイルタイプに合わせたアイコンを付けることができます。
<p><a href="aaa.pdf">リンクPDF</a></p> <p><a href="aaa.doc">リンクWORD</a></p> <p><a href="aaa.xls">リンクEXCEL</a></p>
a[href$=".pdf"]{ background-image:url(../images/icon_pdf.gif); background-position:right center; background-repeat:no-repeat; background-size:14px; padding:0 20px 0 0; } a[href$=".doc"]{ background-image: url(../images/icon_doc.gif); background-position:right center; background-repeat:no-repeat; background-size:14px; padding:0 20px 0 0; } a[href$=".xls"]{ background-image: url(../images/icon_xls.gif); background-position:right center; background-repeat:no-repeat; background-size:14px; padding:0 20px 0 0; }
こうなります。三つともほとんど同じ事をしています。
では、見ていきましょう。
今回は、前回同様href属性をチェックしていますが、間にある記号が「^=」ではなく「$=」になっています。
この「$=」は、この文字列で終わるという意味になりますので、上から.pdfで終わるリンク、.docで終わるリンク、.xlsで終わるリンクを指しています。
まとめ
このように、CSSをちょっと工夫してあげるだけで、全体を通してスタイルを適用出来ます。
ヘッダーやフッターに外部リンクがあって、そこにはスタイルを適用したくない場合などは、#contents a[href^=”hhttp”]のように場所を限定してあげれば問題ありません。
この他にも、mailtoなども設定できますので、機会があれば取り入れていきましょう。
ad
関連記事
-
-
[Dreamweaver] オプション領域を極める!テンプレート上級編
オプション領域は、難しい! これまで、数回に渡りDreamweaverでのテンプレートの使い方を紹
-
-
[WordPress] 自作プラグインの設定など
プラグインを自作してみる WordPressでプラグインを作成する際の設定(フック)などをまとめて
-
-
[HTML] 初心者を脱却するためのHTMLの心構え!
デザインを見たら、まずレイアウトの方法をイメージしよう 僕は、基本的にデザインを頂いたときに、すぐ
-
-
[CSS]印刷用CSSの設定方法
印刷用のCSSは、設定が簡単! 普通にサイトを作っていると、結構印刷用のCSSの設定もお願いされま
-
-
[Dreamweaver] テンプレート機能を使う!初級〜中級編
まだまだある便利機能! 既に、上級編まで紹介してしまってますが、抜けていたので、すこし簡単です。
-
-
[CSS] メディアクエリ(Media Queries)を考える
Media Queriesとは Media Queriesとは、画面環境に応じてCSSの適用範囲を
-
-
[jQuery] 360°回転させたり、マウスでシーンを移動するプラグイン
rollerblade-js Rollerbladeを使えば、Webサイトに360°回転させてプロ
-
-
[jQuery] 背景画像を画面いっぱいにするプラグイン
背景に、画像をいっぱいに広げて表示したいときってありますよね。 ちょうど、そういう必要があったため
-
-
[jQuery] フルサイズ(ブラウザいっぱい)で画像を表示するlightbox風プラグインの紹介 [ギャラリーサイト向け]
jQuery fullsizable plugin ブラウザ画面いっぱいに画像を表示したい時に使え
-
-
[CSS] 角丸は便利だけど理解に苦しむ時もある
一般的な角丸の使い方 よく使う角丸は、divを角丸にしたり、画像を角丸にしたりすることでしょう。